ワイヤライン工法の弱点を補う(長尺を可能とした工法)
ワイヤラインでは、ボーリングロットの後端からインナーチューブをボーリングポンプを使って水で圧送しロット先端にセットする。 約1m位、削孔後オーバーショットをボーリングポンプを使って水で圧送しインナーチューブを回収する。
ワイヤーラインでの施工(図1)は、多量湧水の場合インナーチューブがノーセット状態になり削孔不能となる事がある。
ワイヤライン工法の特徴(図1) |
シールドリバース工法・・山岳トンネルには最適
シールドリバースでは、二重管シールドのインナーパイプの後端から水とコアを抜くことにより以下の特徴があります。 (図2)
- 帯水層の位置を精度良く把握できる
- コア採取により地質状況の把握が可能となる
シールドリバース工法の特徴(図2) |
どのような岩盤でもコア採取が可能
500m以上の長尺が可能
多量の湧水や破砕帯エリアでも掘削が可能です。
被圧水帯では、二重管シールドのインナーパイプの後端から、水とコアを抜く
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水圧の低減
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掘削が可能
破砕帯エリアに於いて掘進が不能となった場合
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ケーシング口径の段落としによる掘削
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高難易度地層での掘削可能
仕上がり~掘削完了後、ストレーナー設置による排水効果
掘進完了の確認後・・・
・内管を抜管
・ストレーナパイプ挿入(φ50㎜SGP管)(ストレーナパイプを確実に先端まで設置出来る利点がある)
・外管を抜管
・口元管にフランジを溶接(バルブを設置して出水のコントロールが可能)
使用機材の規格
本体の規格 TOP-LS21
先進調査ボーリングの機材フロアープラン(トンネル坑内での設置例)